こんにちは、発達パパです。
最近、スーパーの食品コーナーで「GMOフリー」や「Non-GMO」のラベルを見かけることが多くなりました。
昔から栄養、サプリメント、フェアトレードには興味がありましたが、オーガニック、食の安全性についてはそこまで興味を持っていませんでした。
ただ、子供が生まれてから食、健康、などの分野にも興味を持つようになりました。
高校〜大学が同じ友人がいるのですが、彼も数年前からオーガニックに関して興味を持つようになり、いろいろと教えてもらっています。
前置きが長くなりましたが、私自身も正直、Non-GMOついてよく理解していませんでした。
一般的にも、私たちの食生活に密接に関わるテーマでありながら、まだまだその違いについてはよく知られていない部分も多いかもしれません。
そこで今回は、GMOとNon-GMOの違いついて解説していきます。
オーガニックとは何が違うのかについて解説した記事はコチラ
GMOとは?
GMOは(Genetically Modified Organism)の略です
Genetically 遺伝的に、modified 改造された、organism生き物。 ”遺伝的に改造された生き物”という意味になります。
もっと具体的に言うと、科学的に遺伝子を「人工的に操作」した作物のことです。 いわゆる、”遺伝子組み換え”です。
なぜGMOが使われるのか。
遺伝子組み換え技術が使われる理由。それは、効率化の為です。
例えば、トウモロコシなどの作物に「虫に強くなる遺伝子」や「除草剤に耐える遺伝子」を組み込み、育てやすくしたり、収穫量を増やしたり、農業の効率化の為に使われます。
他にも、遺伝子操作で、病気にかかりにくい、干ばつに強い、栄養価の高い、食物を作ることができます。
それらの作物は、人はもちろん、家畜にも餌という形で供給されています。
GMOの作物を使用することで、様々な食糧がより安く、より大量に供給できるようになるのです。
いかにも資本主義社会ですね。。。
GMOのデメリット・懸念事項
さて、一見素晴らしいもののように思えるGMOですが、本当にそうでしょうか。
遺伝子を書き換えるのは安全なの?と思う人がいっぱいいると思います。 それも当然です。本来の自然とはかけ離れた方法で作成されているのですから。
GMOは安全なの?
結論から言うと、GMOに害があるという信頼できる研究はありません。
驚きの結果ですが、事実です。 私も、いろいろと調べましたが、GMOが健康に悪影響を与える話は出てきませんでした。
多くのネット記事、SNSではGMOの危険性について書かれていますが、 それは、不自然なものに対する嫌悪感が根底にあるのではと思います。(当然といえば当然ですが、、、)
では、100%安全といえるのでしょうか。
よく挙げられている懸念
①安全性に対する「長期的な影響」がわかっていない。
現時点では安全とされていますが、数十年スパンの影響は完全には分かっていません
GMO技術の作物への使用が主流になったのは、1990~2000年代、今から約20~30年ほど前です。
ちょうど自分が生まれたころくらいです。
そうすると、胎児期から高齢まで一生GMOを摂取し続けた場合の影響など、長期データがまだまだ不十分な状況です。
これからデータが徐々に出てくるでしょう。
②体内での相互作用が未知数
繰り返しになりますが、生まれてからまだ、20-30年程度の技術。 このような短期では、腸内環境、身体中の細胞との相互作用がまだわかりません。
また、GMOが原因で身体に異変が起きたとしても今の科学では証明できない場合、証明に時間がかかってしまう場合があります。
後述しますが、仮にGMOに不利な研究結果が出ても、世に出されない、報道されないことがあります。
つまり、今現在の研究結果、科学では影響は認められない、としか言いようがないのです。(それはどんなことにもいえますが、、、)
③利権、隠ぺいの可能性
2018年の実績では、GMO作物に関する市場規模は約200億ドル(約3兆円) になります。
これだけの市場規模になると様々な利害関係が絡んできます。
GMO作物の多くは特許で保護されており、特定の企業に依存しています。 ※企業名は出しませんが、、
また、遺伝子組み換えの作物を生産するためには、農家は毎年毎年、種を買わなければならなりません。
そのため、特定の大企業に多くの収益が集まっている状況、 つまりは、食料が大企業に支配されている状況です。
それらの企業が良心的な会社であれば(そんなことあるわけ)、問題ありませんが、そうでない場合、かなりのリスクがあります。
たばこ業界の話が有名です。
特に有名な話として、映画『インサイダー』 (1999) があります。
内容↓
昔からタバコ会社は、喫煙の健康リスク (がん・心臓病など)を知っていました。 しかし、売上を守るために真実を隠し、研究者に圧力をかけたり、情報をもみ消したりしていました。
タバコ産業は、自分たちに都合のよい研究に資金提供をし、 不利な研究をした研究者には、圧力や脅迫、キャリアへの妨害をおこなっていました。。
一部の研究結果は、公表を妨げられたり、握りつぶされたりしていました。
「科学的事実」と「社会に伝わる情報」は、必ずしも一致しない。 背後には企業の利益、政治、メディア戦略が絡むことがるとわかります。
つまり、GMOについても同様のことが起こる可能性は否定できません。
特にこのような巨大な産業となればなおさらです。
まとめ: 結局どうすればよいの?
まず、GMOとNon-GMO、どちらが良いかははっきりと言えません。
確固たる証拠がまだ見つかっていないからです。
ただ、私としては、家族にはできる限りnon-GMOを食べてもらいたいです。
しかし、ここまでGMOが滞っている社会においては、GMOから完全に逃れることはできません。。
また、完璧な食生活を目指すあまりにストレスを感じてしまっては元も子もありません。
私たちができることは無理の範囲で、GMO(遺伝子組み換え作物)を避けることだと思います。
大した結論になりませんでしたが、日頃から情報収集を心がけて、小さな改善を繰り返すことが今できる最大限のことかなと思っています。
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